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(駅巡り)津軽の「最果て」を目指して PART4

 

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前回の続きです…

noutorinotami.hatenablog.com前回は中途半端なところで終わってしまったので、今回は今別駅からのスタートです。

いよいよ本当の「最果て」です。

16.今別駅(いまべつえき)      

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2017年に改装されたばかりの新しい駅舎です。津軽今別駅でもなく奥津軽いまべつ駅でもないただの今別駅です。今別町の中心駅らしいですが、行った時は人がいませんでした。この辺りの人はみんな車で移動するんでしょうね。

 

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今別って響きはいいんですけど、漢字表記にして訓読みすると「今別れる」なんですよね…

恋人同士とかで来ると気まずくなるかも…(来る人いないか)

 

17.津軽浜名駅(つがるはまなえき)

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棒線ホーム1面に小さな駅舎というよくある田舎の駅です。駅の近くに青森北高校今別分校があります。昔は今別高校という一つの独立した高校でしたが、2002年に北高校の分校に、そして今年度をもって閉校するそうです。今別分校が閉校になると、津軽半島の高校は五所川原市の2校だけになります。

 

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みんな中学校を卒業したら、青森市に移り住んだりして高校に通うんでしょうね。地方から若い人がいなくなるのも仕方がない気がします。そんなことを考える、小さな駅。

 

18.青函トンネル入口(青森側)

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次がいよいよ終点の三厩駅ですが、ここで少し寄り道。さっきの津軽浜名駅の近くに青函トンネルの青森側の入り口があります。トンネル神社とか売店とかがありました。運が良ければ新幹線が見れますが、自分が行ったときは見れませんでした。

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青函トンネルが貫通したときに出た石だそうです。縁起がいいですね。でも、見た目も触り心地もただの石でした。

 

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入り口にかかっている「青函隧道」の文字は開通時の総理大臣である故中曽根康弘氏の揮毫だそうです。近くで見ると迫力がありますね。青函トンネル北海道新幹線で一度だけ通ったことがありますが、青函トンネルに入る前にたくさんトンネルがあるせいで、気づいたら入ってました。

 

19.三厩駅(みんまやえき)

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津軽線の終点駅で、津軽半島最北の駅です。つい最近までは有人駅でしたが、無人駅になりました。駅舎は開業当時から変わっていないそうです。遠くを走る車の音以外何一つ聞こえません。静けさに包まれる駅舎と草むした線路にそこはかとない淋しさを覚えます。

 

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駅舎の中にも太宰治の「津軽」の一節が。三厩についてではなく龍飛についての場面です。「津軽」には三厩についても少し書かれています。

『れいの「東遊記」で紹介せられてゐるのは、この寺である。私たちは無言で石段を降りた。「ほら、この石段のところどころに、くぼみがあるだらう? 弁慶の足あとだとか、義経の馬の足あとだとか、何だとかいふ話だ。」N君はさう言つて、力無く笑つた。私は信じたいと思つたが、駄目であつた。鳥居を出たところに岩がある。東遊記にまた曰く、「波打際に大なる岩ありて馬屋のごとく、穴三つ並べり。是義経の馬を立給ひし所となり。是によりて此地を三馬屋(注・みまや)と称するなりとぞ。」私たちはその巨石の前を、ことさらに急いで通り過ぎた。故郷のこのやうな伝説は、奇妙に恥づかしいものである。』

 

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三厩の読み方は「みんまや」と「みうまや」の2種類があります。この駅も1991年までは「みうまや駅」でしたが、今は「みんまや駅」になっています。こういった地名の表記や読み方の揺れを調べてみると結構面白いです。

 

予定では津軽線の駅巡りだけにするつもりでしたが、折角ここまで来たということで龍飛崎まで行くことにしました。

 

20.階段国道

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道路マニアに有名な国道339号の階段区間。国道が階段になっているのは全国でもここだけです。遊歩道に入るような感じで横道に入ると、そこが国道339号線になっています。

 

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なんでこの道が国道に指定されたかというのには諸説ありますが、一番有力なのが「観光資源」説です。もともと、この区間三厩村道で、のちに県道に昇格しました。その後、弘前から続く県道が国道指定された時に、「青函トンネル工事のためのバイパスを作るからそれまでの間暫定的に国道指定する」という形式で指定されるも、階段国道が全国で話題になり、三厩村が観光資源にするために残したというものです。また、もともとは狭く急な坂道だったが、小中学生の通学路のために整備したという話もあります。

 

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階段は結構長いです。疲れます。

 

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三厩村立竜飛中学校跡地とあります。昔はここに中学校があったようです。青函トンネルの工事中は工事関係者の子供が多く通って、最盛期には百五十人近い生徒がいたようですが、青函トンネル開通の翌年には閉校しています。さっきの通学路というのはおそらくこの学校のためのものでしょう。毎日この道を通って登下校するのも大変だったでしょうね。

 

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やっと一番下に出ました。階段国道を下へ進んでいくと、民家の路地裏のような場所に突き当たります。

 

21.龍飛崎

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竜飛崎から北海道方面の風景。この時は雲が多くてあまり見えませんでした。晴れてたら北海道が見えるそうです。向こうに見えている陸地は多分下北半島の脇野沢あたり。

 

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龍飛崎灯台。今って灯台無人化しているんですよね。電子化ってすごい。

 

 

 

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向こうは「龍飛崎」灯台だけどこっちは「竜飛埼」灯台

 

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最後に海。

 

この後帰りました。

もし需要があれば、小ネタ集作るかも。

読んでいただきありがとうございました。

 

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